INTERVIEW 10
ビジネスの特徴を見定め、部下を導く部長のポジション
ITソリューション営業 担当部長/S.A
Chapter 01
前職では、自動車の周辺事業を行う会社で仕事をしていました。自動車そのものの生産ではなく、オプションに近い内容だったため、需要が景気に左右されやすい業界でした。今後を考えたときにある程度安定した環境で勤めたいという思いから、転職活動を始めた次第です。
前職が工場を主とした業界だったこともあって、全く違う経験を求めて、オフィス中心の仕事を探すことにしました。パシフィックネットに目が留まったのは、不要になった機器や端末のデータを消去して中古市場へ循環させる、ITADビジネスの珍しさからです。環境ビジネス自体はもう真新しさも無い時代でしたが、一見環境や自然とは縁の無さそうなIT企業が行うということに驚き、興味を惹かれました。
Chapter 02
ITソリューション部は外勤の営業部隊、内勤の営業事務担当、各地方の営業部隊と、全国含め30名ほどで業務を遂行しています。私が担当しているのは、東京の16名と仙台の営業チームです。仕事は部長としてのマネジメントが主な役割で、指導や育成、個別案件のフォローアップなどを行っています。現場に出ることはほとんどなくなりましたが、パートナー企業と新しいサービスやアライアンスを組む際は、仕事を巻き取ることもあります。
当社はLCMサービスとして、機器の調達から適正処理までをトータルで提供していますが、メインはレンタルビジネスです。レンタルにおいては、保守・運用を含めた長期的な契約とするのが一般的です。当然、契約後にも内容に関するお問い合わせや諸々の対応に一定の工数が取られてしまうため、営業担当が新規契約に向けた営業活動に時間を割くことが難しくなってしまうという面がありました。新しく立ち上げたインサイドセールスのチームでは、こうした部分を巻き取って外勤営業の負担を軽減し、新規獲得に向けて注力していくことで、営業部門全体の生産性を上げることを目指しています。
Chapter 03
評価の面では、2年前に評価制度が新たに策定され、明文化されました。各々に課せられたKPIの達成度合いに応じて点数が決まっているのと、定性的な部分として関連部門とのコミュニケーション面など細かくタスクが分けられており、「自分が、何を、どこまでやったか」について点数設定がされています。年の昇給率についても明確に決まっていて、現場からの評判は良いですね。自分のキャリアプランを明確に設定しやすくなっています。
私の場合は、業績をきちんと上げていくこと、メインビジネスであるレンタルのシェアを広げていくことが定量的な目標として設定されています。定性面では人材育成ですね。メンバーの成長が結果として業績に直結する部分だと考えているので、上長として、3〜5年の中長期で各メンバーに対して具体的な目標を設定しているところです。入社2年目3年目といった若手たちが目標を達成したりクライアントと良い関係を結べたりといった場面を見ていると、成長を実感するとともに上長としてのやりがいを感じますね。これからも、みんなが働きやすい環境を実現できるように頑張っていきます。